月老の霊籤 - 第十七籤 - 籤を解釈する


第十七籤

徳は本なり、

財は未なり。

籤詩を読む

古人曰く、一人の世に於ける最も重要なことは立徳、立言、立功の三つである。徳を有する者は財を軽んじる。徳を有して財を重んじる者は、その徳が失われる。財は人生に必要なものであるが、正しい方法で得るべきであり、不正な財は取ってはならない。よって、婿や妻を選ぶ際もこの原則に基づくべきである。良い夫を選び、淑女を求める。絶対に財を重んじて徳を軽んじてはならない。さもなくば後悔することになる。

注:夫は良い人を選び、妻は淑女を求め、徳を重んじて財を軽んじ、和合して円満になる。

籤詩を解釈する

徳行は本質であり、財は一時的なものである。これは、愛情において、人々は相手の品格や道徳を重視すべきであり、財産や物質的な条件だけを重視してはならないという意味である。真に相手を愛するなら、その人格的な魅力や内在的な価値を大切にすべきであり、外見的な条件だけを見てはならない。財産は一時的に人を喜ばせるかもしれないが、相手の本当の品格や内面の素質だけが長期的な幸せをもたらす。