月老の霊籤 - 籤詩


第一籤

上上大吉

関関雎鳩、

在河之洲、

窈窕淑女、

君子好逑。

第二籤

落霞与孤鹜齐飞、

秋水共长天一色。

第三籤

上上大吉

宗廟享之、

子孫保之。

第四籤

斯人也、

而有斯疾也。

斯人也、

而有斯疾也。

第五籤

東の家の塀を越え、

その娘を抱けば、

妻を得る。

抱かなければ、

妻を得ない。

第六籤

上吉

風が竹に弄(もてあそ)ぶ音、

ただ金の飾りの音と思う。

月が移り、花の影が動く、

玉の人が来たのかと疑う。

第七籤

ここは粗末な部屋、

ただ私の徳が香る。

第八籤

中上

私を桑中に期し、

私を上宮に要し、

私を淇の上に送る。

第九籤

それ両親、

国人皆之を賤しむ。

第十籤

道ありて曰く、子を養いて老を防ぎ、

穀を積んで飢えを防ぐ。

第十一籤

中平

自ら芭蕉を剪りて仏経を写し、金蓮は再び中庭に印さず。

清風明月長く相憶え、玉管朱弦要して聴くべし、多病衣を勝えず更に薄く、宿妝猶在りて酒初醒む。

衛星年を違え別れ何事を成す、臥して牽牛織女の星を見る。

第十二籤

一則以喜び、

一則以懼る。

第十三籤

山窮まり水尽きて路無きを疑う、

柳暗く花明りてまた一村。

第十四籤

上上

誰か荼の苦きを謂わん、

その甘きこと薺の如し。

爾を宴して新婚を賀す、

史の如く弟の如し。

第十五籤

君子は礼を審かにし、

呆れて誣して奸詐に及ばず。

第十六籤

上上

意中の人、

人中の意、

それならばあの無情の花鳥も情が凝る、

一緒に枝頭で並び棲むことを学ぶ。

第十七籤

徳は本なり、

財は未なり。

第十八籤

独り内徳茂るのみに非ず、

蓋し亦外感の助けを以てす。

第十九籤

或いは十年、

或いは七八年、

或いは五六年、

或いは三四年。

第二十籤

如何なる、

子曰く、

可なり。

第二十一籤

上上

十畝の間に兮、

桑者閑閑たる兮。

第二十二籤

上上大吉

久旱に甘雨を逢え、

他郷に故知に遇え、

洞房花燭の夜、

金榜名を掛ける時。

第二十三籤

ただ一点故情を留め、

春蠶老いても、

尚絲を抽く。

第二十四籤

彼の思いは既に窮し、

恨みは窮しない、

これは嬌鸞鶵鳳の雌雄を失うが如し。

第二十五籤

可妻なり。

第二十六籤

上上

維熊維罷、

男子の祥。

維虺維蛇、

女子の祥。

第二十七籤

上平

宗室の美あり。

第二十八籤

夫婦なり、

昆弟なり。

第二十九籤

中平

意を持ちて花を栽うれば花は発せず、

無心に柳を插けば柳は蔭を成す。

第三十籤

話別して長夜無く、相思して又この春。

瑤姬見えず、巫峽更に何人。

石を運んで海を填むと疑い、槎に乗って津を問わんと欲す。

第三十一籤

中平

虚を設け、夜静かに水寒くして、魚は餌を取らず。

笑うは満船の空しく明月を載せる。

第三十二籤

荷に因りて藕を得、

杏ありて梅を須いず。

第三十三籤

上上

六尺の孤を托しうるべし、

百里の命を寄せうるべし。

第三十四籤

中平

依然として旧貫、如何せん?

何ぞ改作を必せんや?

第三十五籤

人に不淑に遇う。

第三十六籤

我に木桃を投げ、

之に瓊瑤を報ゆ。

第三十七籤

求めれば則ち得る、

捨てれば則ち失う。

第三十八籤

上吉

妻なる者は、

親の主なり。

第三十九籤

親に得ずんば、

以て人と為すべからず。

親に順わずんば、

以て子と為すべからず。

第四十籤

鉄の靴を履き破っても覓(もと)むる所無く、

得来るは全く功夫を費やさず。

第四十一籤

上平

良人は、

仰望するところ終身なり、

今若し此の如し。

第四十二籤

重重迭迭瑤台に上り、

幾度も童を呼んで掃わせても開かず、

太陽により剛に収拾され、

明月により送られ来たる。

第四十三籤

上吉

君子に援琴の桃あり、

淑女に投梭の拒なし。

第四十四籤

遐邇一体、

賓を率いて旧王に従う。

第四十五籤

後生畏るべし,

焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。

第四十六籤

中上

天に愧じず,

人に怍れず。

第四十七籤

女紅を害する者なり。

第四十八籤

上吉

五百の英雄ここに在り,

誰が狀元郎なるを知らず?

第四十九籤

上平

故好みてその惡を知り,

惡みてその美を知る者。

第五十籤

二つの世を一身に抱き,

形は単影に支える。

第五十一籤

善き者あり,

然れども如何ともすべからず。

第五十二籤

上上大吉

雲は龍に従い,

風は虎に従う,

聖人が現れ,

君は万事を成すことができる!

第五十三籤

上上

その厚き者は薄く,

その薄き者は厚し。

第五十四籤

成るも蕭何,

敗るるも蕭何。

第五十五籤

旧き縁を思わず,

新しい君を求む。

第五十六籤

上上

永く老いても離別無く,

萬古も當團聚す。

願はくは天下の有情の人,

皆眷屬と成らん。

第五十七籤

上上

これを鳳凰の飛ぶところと謂い,

和鳴鏘鏘。

第五十八籤

旧婚を帷う,

其れ能く降りて以て相従わんや?

第五十九籤

膾炙,

これを同じくする所なり,

羊棗,

これを独りする所なり。

第六十籤

心に愆(あやま)ち無ければ,

何ぞ人言を惜しまん。

第六十一籤

其の人を知らず,

其の友を視る。

第六十二籤

上上大吉

佳耦を曰いて配と曰う。

第六十三籤

中平

子規半夜猶啼血,

東風を信じて喚び帰らず。

第六十四籤

上平

齊大、吾が耦(ぐう)に非ず。

第六十五籤

上平

幽閨に在りて自ら憐れむ。

第六十六籤

驚き起きて却って回頭し,

恨みあるも人省みず。

尺を揀びて寒枝に棲むを肯んぜず,

寂寞たる沙洲冷ゆ。

第六十七籤

再び、斯に可なり。

第六十八籤

上平

茍に可観なるものあれば,

皆右楽あり,

瑰奇假麗なるものを匪ずしてもなり。

第六十九籤

天下多負人,

何必是。

第七十籤

上平

利有攸往。

第七十一籤

中上

雖有絲麻,

無棄菅蒯。

雖有姬姜,

無棄蕉萃。

第七十二籤

以若所為,

求若所為,

猶緣大而魚也。

第七十三籤

上吉

白雲初晴,

幽鳥相逐。

第七十四籤

恨相見晚也。

第七十五籤

則去偷香竊玉上用心,

又不曾得甚。

自從海棠開,

想到如今。

第七十六籤

忘足,

履之適也。

忘腰,

帶之適也。

第七十七籤

標有梅,

其實七兮。

求我庶士,

迨其吉兮。

第七十八籤

欲速則不達。

見小利,

則大事不成。

第七十九籤

更灑遍客舍青青,

千縷柳色新。

第八十籤

悲莫悲兮生別離,

樂莫樂兮新相知。

第八十一籤

経之営之,

不日成之。

第八十二籤

上上

行去耶,

前朱雀而後玄武,

左青龍而右白虎。

第八十三籤

姑舍是。

第八十四籤

上平

勧君莫惜金縷衣,

勧君惜取少年時,

花開堪折直需折,

莫待無花空折枝。

第八十五籤

上上大吉

得其所哉,

得其所哉。

第八十六籤

河漢清且浅,

相去復幾許,

盈盈一水間,

脈脈不得語。

第八十七籤

便如鳳去秦樓,

雲斂巫山。

第八十八籤

是非吾所謂情也。

第八十九籤

卜以決疑,

不疑何卜。

第九十籤

兩情若是長久時,

又豈在朝朝暮暮。

第九十一籤

你往事已沉,

我只言自今。

第九十二籤

明明如月,

何時可掇。

第九十三籤

上上

而浮生若夢,

為歡幾何?

第九十四籤

巧言令色,

鮮矣仁。

第九十五籤

螽斯羽,

薨薨兮。

宜爾子孫,

繩繩兮。

第九十六籤

上上

雖執鞭之士,

吾亦為之。

第九十七籤

歸楚,楚人不信。

歸漢,漢人震恐。

足下欲持是安歸乎?

第九十八籤

昨夜江邊春草生,

艨艟巨艦一毛輕,

向來枉費推移力,

此日中流自在行。

第九十九籤

必先苦其心志。

第一百籤

上上

花好、

月圓、

人壽。

籤王

籤王

佳偶天成,

神仙美眷也。

夫復何求?