月老の霊籤 - 第六十五籤 - 籤を解釈する


第六十五籤

上平

幽閨に在りて自ら憐れむ。

籤詩を読む

自分が深く閨房に閉じこもっている。そのため、どうして未だに終生の伴侶に出会えないのかを憐れんでいる。昔の習俗では、娘は閨房から出ることができず、男子も勝手に出ることができなかった。必ず父母の命や媒妁の言によって婚姻が決まっていた。しかし、時代の変遷により、男女は共に閨房から出て交際し、友として交わることが求められるようになった。

籤詩を解釈する

この籤は、感情の悩みから自らを憐れむ女子を描いている。愛情においての失望や現状に対する不満から孤独や煩悩に陥っているかもしれない。籤詩の助言としては、心を開き、自らを憐れむだけでなく、問題に向き合い、解決策を見つける勇気を持つことが重要である。愛情においても同様で、不調な状況に直面した時は、自らを閉じ込めずに、問題に立ち向かい、解決策を探すべきである。